自己アピール 、「 例 」のとおりにするとこんなに危険!

自己アピール は、 例 文のとおりにすると危険だよということの理由説明

自己アピール って、「 例 」にあるとおりにすればいいの?

「 自己アピール 」として何を話すかというのは、僕たちの永遠の課題です。就職面接でも入試面接でも、就活サイトではなにかしらの「 例 (見本)」が語られています。

※就活についての関連記事はこちら↓

 

就活の話になった時に必ず出るのは、自己紹介で何を話せばいいの?というお話かと思います。

自分の趣味・特技・嬉しかったこと・悲しかったこと・一番頑張ったこと etc.

よくもまぁ企業側も飽きずに同じことばっかり聞くよ…と思えるほど、就活の面接は体系化されているとも言えます。

多分採用側も、今までになかった質問を考えたり学生を試したりするのが面倒くさいんでしょうね。

 

で、就活サイトなんかを見ているとご丁寧に「自己アピールの仕方」なんかを教えてくれてるわけじゃないですか?

あの通りにやって、うまくいくとは思えません。

厳密には、あの通りにやる「だけでは」、うまくいくとは思えません。

進研ゼミで学ぶだけで全員が第一志望に入れるわけじゃないのと同じように、就活サイトから学ぶだけで全員が就活に成功するはずがないのです。

 

僕が思うに、僕たち学生は就活に臨む際、

ネガティブシンキングが足りていない

と感じています。

要するに、もっと最悪の事態を想定して就活に臨むべきだってことです。

 

その練習のために今回は、絶対に就活本やサイトには載っていないような、

何の問題もなさそうな自己アピールに難癖をつけて、就活生の心を砕いてきそうな面接官からの想定問答

を考えました。

あらゆる状況に備えて準備しておくにこしたことはありません。みなさんもこれを読みながら、自己アピールの準備をさらに深めていってください。

 

 

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自己アピール (自己PR)例なんて、誰が何言っても一緒

一般的に僕たちは面接に臨む際、

・自分をどうやってアピールするか(長所など)

とともに

・面接官との会話がその場でどうやって広がっていくか

についても想像すると思います。

たとえば学生時代に野球を頑張ってきた人がいたとしたら、面接官から聞かれることは

面接官
そうなんだ! ポジションはどこだったの?
面接官
つらい時はあった? どうやって乗り越えた?

くらいのものだと思っていませんか?

 

正直、甘いです。ティラミスにあんこつけてハチミツかけるくらい甘いです。

結局自分が想像する面接官からの質問なんて、

こうやって伝えたら、ここを質問してくれるはず!

みたいに、都合の良いように面接が進んで欲しいという願望しか入っていません。マニュアル通りの定期テストならそれでよいのかもしれませんが、これは実践の面接です。

 

極端な話、悪意ある面接官と当たった場合、

面接官
学生時代に頑張ったことはありますか?
学生
はい、僕は野球部だったので、部活動に最も力を入れました
面接官
野球か、興味ないからその話はしなくていいや。どうして競技カルタを頑張ろうと思わなかったの?
学生
え? えっと……

みたいに、会話すら成立しないような突飛な質問をされる可能性だってあります。

学生としては腹が立つかもしれませんが、ちゃんと質問に答えられないと採用されない。他にも受けている学生はいるわけで、他の人が採用される。それだけの話なのです。

面接官からしたら、同じ質問を何千人と行うわけです。

面接なんて、趣味と暇つぶし

くらいにしか思っていない面接官だっているでしょう。

 

ここで僕が言いたいのは、あらゆる質問に対する答えを持っておこう!ということではなくて

自分が意図しない質問が飛んでくる可能性があるという心づもりをしておかなくちゃ!

ということです。

自己アピールの内容だけで、面接官が採用を決めているはずがありません。それなら世の中が運動部とバイトリーダーとバックパッカーで溢れ返ってしまいます。

大事なのは、「面接官のどんな質問にも切り返せるコミュニケーションスキル」に決まっています。

面白いことや気の利いたことを言えなくても、会話が成立するという意味で守備範囲の広い学生が就活でうまくいくようなイメージです。

 

ということでここからは、よくいる自己アピールをする人たちに対して、僕が考えうる限りのネガティブな切り返しを提案してみたいと思います。

もし自分が言われたらどういうリアクションをするかを考えてみてください。

 

自己アピール の模範「 例 」なんて嫌い!

マイナビなんかを見ていると、鉄板の自己アピールネタを紹介するページがよくあります。

あれ、なんの意味があるのでしょうね?

「これを真似すれば受かりますよ!」って言いたいのだとしたら情報として浅すぎるし、単なるヒマネタだとしたら学生の心を煽動しているため品がありません。

この自己アピールするだけで就活に合格しました!

という情報って要するに

この石を購入するだけで宝くじに当たりました!

と本質にまったく差がないです。

後者は世の大多数の人が疑ってかかるのに、なぜか前者に対しては盲信してうわべの真似をします。

 

たとえば上記サイトに紹介されている「就活必勝鉄板ネタ」について、ネガティブな捉え方をしてみましょう。

○鉄板ネタ

成功体験コメント

それに対する反論

の順番で書き進めていきます。

 


○大学から運動部に入り、4年間やり通しました!

それまで運動部ではなかったので、「根性があるね」と言われました。

とのことですが、運動部を続けることは果たして本当に「根性があったから」なのでしょうか。

先輩が怖くて辞められなかったとか、同期内で辞められないムードが漂っていたとか、「辞める根性が無かったから」4年間続けざるを得なかった、という可能性もあります。

むしろ辞める根性がない人ほど熱心に受け入れたがるブラック企業もあるでしょうが…。

面接官からの返答で、

ふーん、4年続けるなんてキミは辞める根性がなかったんだね

って言われるパターンをこれまで想定したことはありますでしょうか?

もしなければ、そう言われた際にフリーズしてしまうので事前に頭の片隅に置いてください。

ネガティブな捉え方とはこういうことです。

 

部活に入った動機についても注意が必要です。

突然大学から運動を始めるキッカケなんて、「友達に誘われたから」「マネージャーがかわいかったから」あたりがほとんどかと思いますが、そのまま面接時に答えるのは抵抗がありますよね?

かと言って「前から運動したいと思っていたからです」と答えても、

じゃあキミは今まで中学高校と運動のチャンスを逃し続けてきたわけだね?

って切り替えされる可能性があります。

返答なんて当たり障りの無いことを言っておけば問題なくて、むしろ大事なのは「予想外の質問への返答にも詰まらず答える」ことにあります。


○学園祭でのイベント開催に向けて、協賛企業を集めました!

大人と一緒に仕事をして契約を勝ち取ったことが評価されました。

結局契約を勝ち取ったのは、「ステータス」と「大人」の力なのではないでしょうか?

学生が協賛企業を集められる理由として最も大きいのは、その人が「学生」だからです。採算度外視とまではいかないものの、学生に協賛するというのは企業にとって悪い話ではないので、ある程度ハードルは低めに設定されていたはずです。

そして「学生と一緒に仕事をしている」という事実を最も有効に使ったのは一緒にいた大人の方であり、あれこれアドバイスを受けたはずです。ですがそのアドバイスは「学生としてどう立ち回るか」であるという可能性が高く、社会人になった後も同じ手法で同じ結果が得られるかと考えた時、全く通用しなくなる恐れがあります。

企業の面接官に、

学生と社会人は違うから。そんな成功体験は今後役に立ちません。これから先どのように改善していくつもりですか?

と、まるで失敗したかのように尋ねられる事態も想定しておきましょう。


○中学生の学習指導のアルバイトで、生徒を合格に導きました!
○ケーキ屋さんのアルバイトで、誰よりも仕事を丁寧に行いました!

活動に打ち込んだエピソードや、創意工夫したことを具体的に自分の言葉で語り、志望動機とうまく結びつけるのが共感を得るポイント

であるそうです。

まず浮かぶ質問としては、

そんなにバイトに熱中するなら、どうしてわざわざ大学に行ったの?

です。

奨学金破産について扱った記事にもありましたとおり、せっかく入った大学にも関わらず勉強以外のことに打ち込む大学生が今の大半です。

大前提として大学に行くことに対して疑問を持たず「当たり前」だと捉えるのが僕らにとって普通のことではありますが、それが本当に当たり前のことであるとは限りません。

アルバイトは大学に行かなくてもできるし、突き詰めると就職を志さなくてもできます。

バイトの内容に対する質問をくれる面接官はかなり好意的で、悪意に満ちたケースに備えて、学業に関する話も準備しておくほうが無難だと思います。


○学部の成績が上位3%以内に入り、優等生として表彰されました!

「どんな勉強方法だったのか」と突っ込んで聞いてくれました。

学校のテストは個人競技ですが、会社での生活は団体競技です。成績上位に行くためにはめちゃくちゃな努力が必要だとは思いますが、あえて逆に言うと「自分さえ努力すればなんとかなる」世界なわけで、「自分が努力しても周りがサボれば上位になれない」団体競技とはわけが違います。

このあたりを突っ込まれることが想定されるのではないでしょうか。

キミよりも勉強ができない97%の人とも仕事しなくちゃいけないけど、大丈夫?
職場の同僚に足を引っ張られたらどうする?

などなど。

「勉強が得意」と「仕事ができる」は違う能力だって部分を突っ込まれるのはおそらく想定内でしょうから、このあたりには触れないでおきます。

これに対する返答を持っているからこそ、自分からすすんで勉強の話を切り出しているのだと思うので。


○海外7カ国に旅行した経験があります!

「多いね!英語できるの?」と必ず聞かれ、「できないけれど気合いで乗り切った」と話すと皆さん笑ってくれました。

和やかな面接ですね。実際はそううまくいくとは限りません。

海外経験を語る人は多いと思いますが、たいていは

偉そうに言ってるけど、親の金でしょ?

のひとことで撃沈する気がします。

もちろん「親が裕福である」ことは立派な武器なので胸を張って「借りました!就職して返します!」とか言っておけば良いと思うんですが、なぜか海外アピール勢はみな自分の力で乗り越えられるという錯覚が強くプライドも高いので、このひとことに返答で詰まる可能性が高いと思っています。

あとは、

世界に目を向けられるほどキミは日本のことを知っているの?

とかですかね? 悪意ある質問例としては。


○お菓子作りが趣味です!

どの面接官もびっくりしたあとに笑顔になってくれて、リラックスできました。

趣味の話に難癖をつけてくる人はいないと思いますが、思ったより興味を持たれない可能性は十分にあります。

「鉄板」と自分の中でハードルを上げればあげるほど、食いつかれなかった時のがっかりが大きくなってしまうので、自分が言いたいから言いましたくらいの心づもりでいるべきだと思います。

想定すべきは、

そうですか、では面接に入りますねー…

など、全然リアクションが無くて心が折れそうになる場面かと。気を取り直してスムーズに次の話題に入りましょう。

 


○行きつけの居酒屋があります!

そこでさまざまな年齢・性別の人と交流できる能力もアピールしました。

これがうまくいったのは、「他にこのようなアピールをする人がいなかったから」だと思います。

あなたは何をもって「行きつけ」だと定義していますか?

とか、言葉尻を取り上げて聞いてくる面接官が一番悪意あると言えますかね。

転勤したらその居酒屋にいけなくなりますけど大丈夫ですか?

とか言ってリアクションを伺う面接官とかは、悪意がなくたって普通にいそうです。


 

思うに、面接というのは就活生と面接官の「予想外勝負」だと思います。

予想とは斜め上の質問やリアクションを人からされた場合、基本的に人間は月並みなことしか言えなくなります。

今は面接官側から見た学生を困らせる質問を想定しましたが、見方を逆にすると、

面接官にとって予想外のエピソードや自己アピールを就活生がすれば、今度は例外に対応できない面接官の方がフリーズする

ということを意味します。

それは必ずしも、自分しかしていないような珍しい経験を意味しているのではなくて、

え、どうしてここでそのアピールを!?

みたいなことをぶつけるのも意味があると思います。

自慢アピールで、「トイレを済ませるのがめちゃくちゃ速いです」って言ってみたり。ものは言いようです。

 

コミュニケーションとは、主導権の握り合いです。

テンプレートだけで面接に臨めば表面上は円滑に進むかもしれませんが、知らないうちにむしろ不利になっているかもしれません。テンプレートへの対応も、やはりテンプレートが存在しているはずです。面接官は余裕を持って対応できます。

それだと面白くないので、就活を行う際は、

面接官の心を砕け!

それくらいの心づもりがよいのではないかと。



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