テレビ (地上波)が公式で「 ネット配信 」するべき!【懐かしの名場面】

テレビ が公式で ネット配信 すればみんなにとって嬉しい結果に! こうすればよいという意見をまとめました。

テレビ (地上波)番組が「 ネット配信 」しないから、こんな状態に!

ネット配信 を見る文化がすっかり根づいた昨今、 テレビ (地上波)では「懐かしの名場面」をよく見るようになりました。

あのアーティストが○年ぶりに1日だけ復活!

とか、

あの頃の人気コーナーをリメイク!

とか。

あたしにとってはリアルタイムのことをよく知らない人や番組に関することばっかりだけれど、盛り上がりから見るに、多くの人が懐かしさを感じているのでしょう。だいたい元となるのは西暦2000年前後、今から20年くらい前。

今と比べてテレビにすごく勢いがあった時代。

 

で、テレビでそんな復活企画をやるたびにいつもあたしは思います。

なんでこれ、ネットで当時の映像の再放送とかやらないの?

って。

ちょっとだけ当時の映像とかを振り返って、すぐに切り上げて代わりに今の映像を流して、そんでおしまい。せっかく視聴者は「懐かしい…!」って気持ちになってテレビに気持ちを傾けているのに、そんな気持ちはないがしろ。すぐキャッチ&リリースしちゃうから、テレビに思いを馳せる時間が一瞬ですぎてしまい、そして人はまたテレビをあまり見なくなる…の繰り返し。

ハンバーグの試食を配っているのに、おいしいと言って近づいてきた人にお魚を売ってるのと同じだよ?

って思います。

「懐かしさ」というハンバーグはすごく好評なのに、その後の対応があまりにももったいなさすぎる。

せめて当時の映像を短く流すだけじゃなくて、ある程度しっかり見せさえすれば、

あの頃のテレビは面白かったな、またテレビ見てみようかな

ってなるのに。

 

今回は特に2018年の24時間テレビを見ていて思った、

本気でテレビの力を取り戻したいと思うなら、ネット動画も有効活用しなきゃいけない時代だよ!

ってことについて書きたいと思います。

 

 

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24時間テレビを見た後でYouTubeに流れる時代

「テレビ離れ」についてはこれまで何度も書いてきました。

今さらテレビを批判したいってわけじゃなくて、今回はむしろ「テレビが取るべき上手なやり方」を提案したいと思います。

 

今年も流れていた24時間テレビ。いつものことながら24時間テレビについての批判記事は読者の目を引くから乱立してるんだけど(毎年この時期に同じような内容の文章を書いて、執筆者は嫌にならないのかしら…?)その中で触れられているのはいつも「マラソン不要論」「過剰演出反対論」「チャリティーやる気ないだろ論」のどれか。

「これからのテレビ」について話している記事なんかひとつもありません。

でも実際、あたしが今回目を引いたのは、「100キロマラソン」「障害者の頑張る姿」「募金総額」のどれでもなく、「モーニング娘。OGによるダンス」ポケットビスケッツ18年ぶりの復活の2つでした。

正直どちらのこともリアルタイムでは知りません。でもそんなあたしにとっても、すごく目を引いたし当時のことに興味を持ちました。ましてやTwitter上なんかでは、「復活嬉しい!」「つい見ちゃった!」などの好意的な意見ばかり。

復活するな! 不愉快だ!

なんて批判内容はおそらくひとつもなかったんじゃないかな?

Twitterという個人が好き勝手書ける媒体にしては、批判ゼロというのは非常に珍しい。

なにをしても叩かれる時代だと言うのに、この状況はテレビにとって最高の追い風! ……なのに放送終了の翌日、日本テレビが推していたのは「マラソン完走成功」「募金ありがとうございました」みたいな、これまた「同じことを毎年言ってるんじゃないの?」と思っちゃうくらい当たり障りのないダイジェストとお礼。あとはついでに高視聴率のお知らせ

あたしだったらまずすることは、

今回反響の大きかった関連動画を、期間限定でアーカイブ配信します!

だけどな…。

・今回ご出演いただいた「モーニング娘。」のみなさんが披露していた「LOVEマシーン」の映像を、当時の音楽番組に出られていたころの様子と合わせて振り返る特別配信

・ポケットビスケッツが楽曲を披露していた当時の秘蔵VTRを一挙公開!(日テレの番組内で組んだユニットなんだよね? だから素材はたくさんあるはず)

とかをなぜしないのだろう?

配信の最後に、放送当時から今まで受け継がれているテレビの面白さとかを紹介するVTRを付けたら(ここは今の番組の番宣でもいいと思うし)普通に今よりも視聴率上がると思うんですけど。

YouTuberが企画の最後に「登録お願いします!」って告知入れるのと同じじゃん。個人でやっていてもめちゃくちゃチャンネル登録者数増加に効果あるじゃん。だったら、テレビがやったら無敵じゃん。

 

ネットで見ていて、こんな書き込みを目にしました。

ポケットビスケッツが懐かしくて、テレビ消してYouTubeで昔の映像見てきたw

というもの。

「昔の映像」とは、過去に日本テレビで放送された映像の録画です。そして、「見てきた」先とは公式ではない。違法アップロードです。

つまり、地上波が懐かしさを売りに視聴者を惹きつけている一方で、

視聴者が一旦テレビを消して、全然知らないタダ乗りの誰かがアップした違法動画を見て楽しんでいる。その結果、ただ録画していただけのなんの権利も持っていない人間が得をしている。

という状況が起こっているのも事実です。

YouTubeにおける「ポケットビスケッツ」関連の某違法アップロード動画のコメント欄には(個人アカウントっぽいから確実に違法)、

24時間テレビから来た人ー?

なんて書き込みが何件もなされています。

めちゃくちゃもったいない! テレビは、受け口となる公式動画を作るだけでいいのに!

本当は違法アップロードの存在なんて「知らない」ってことにしていなくちゃいけないんだろうけど、事態はそうも言っていられない。

ネット動画を敵対視して「無いもの」扱いするんじゃなくて、むしろ有効利用するくらいのつもりで臨むべきだと思います。規模感を考えたら、テレビになら確実にできるはずでしょ?

 

「アーカイブは財産」って考えちゃいけないの?

どうもテレビの姿勢を見ていると、地上波の番組には根底に

「今の」オリジナルコンテンツ至上主義

みたいなところが露骨に出ています。そしてこれは明らかに、「過去素材を用いてそれを視聴者のフックにする」こととは矛盾しています。

今の企画をメインに見てください! でもそのキッカケとしてちょっとだけ昔の企画を見てください! まぁ全部は見せるつもりないですけど。だって古いし。

テレビの対応をまとめると、こう言っているようにしか思えません。

そのくせ平日の夕方には、反響があるかもわからないようなドラマの再放送をガシガシ流している。アーカイブが好きなの? 嫌いなの? もうわけがわからないよ……。

 

悪い意味で、「テレビでしか見られない」という時代は終わりを迎えつつあります。今流れているいろいろな番組だってきっと全部録画している人がいて、20年後くらいにひょっこり違法アップロードすることで「懐かしー!」と感じる今の若者世代をターゲットとした再生数稼ぎを行うに決まっています。

よほど権利関係が急激にクリアにならない限り、この流れはなくなりません。

たとえ小銭だとしても、微々たる再生回数だとしても、「公式を作っておく」。このことに価値があります。どうせ違法アップロードされるんだから、先手を打っておけばイイ。

 

直近の番組をすぐにアップしちゃうと、今の視聴率が……

とかどうせ考えるんだろうけど、今回議題にしているのは懐かしの名場面。

数十年前の放送を今配信したって、「今の」番組視聴者が減るってことはないでしょ?

少なくとも完パケのテープが倉庫で置物になっているだけの状況で留めておくくらいなら、はるかに効率がイイ。

 

しかもネット動画をないがしろにしている割には、その民放各局もNHKもYouTubeに公式チャンネルを開設しています。

なぜそれを有効活用しないのかな? 求められてるのは「見逃し配信」とか「オリジナル動画」だけじゃないんだって。

民放各局が昔の放送テープを倉庫から出してきて、ちょっとだけ編集を加えて、YouTubeに載せるだけ。

たったそれだけで

・「過去作品」違法アップロードアカウントの撲滅
・公式アカウントへの登録者増/地上波の番組告知
・過去の番組を求めるニーズへの適合

すべてを満たすことが出来ます。

財産は眠らせておくだけじゃ意味ないよ。

認知症患者の資産が引き出せずに困っているニュースを以前に見たんだけど(認知症患者の同意が得られず眠っているだけのお金が日本には累計200兆円もあるらしい…!)、今のテレビ業界に起こっているのも似たような状況だと思う。

財産は、使わないとただのお荷物。日本中の誰もが知っている大企業が自ら「倉庫」へと成り下がろうとしているのは、とってもつまんない。

 

懐かしの名場面 の2次利用は「番宣」で仕切ろう!

実際この「公式アカウントが直々に自分たちのコンテンツをアップロードする」という取り組みは、お笑い芸人さんらが先手を打って行っている。「東京03」とか「バカリズム」とか「ラーメンズ」とか。

コントライブのDVDに収録されている映像が違法アップロードされてしまうから、それを防ぐために、

どうせ見るなら公式からにしてよ!

という意思のもとで行っているんだろうと思う。すばらしい!

だから、モデルケースがないわけではありません。テレビの場合は規模がこれよりはるかに大きくなるんだけど。

 

一番のネックはおそらく、肖像権の問題だと思います。

当時放送されていたときにはここまでネット動画が発展していなかったわけだし、出演契約を結ぶ際にも「配信時の2次利用」に関する取り決めはきちんとしていなかったことが予想されます。

これは仕方ないですね。未来のことなんて誰にも予想できないもん。

だけど、放置しておくのはもちろん得策ではありません。せめて当時の主要キャスト(モーニング娘。ならメンバー各人/ポケットビスケッツなら内村さん、千秋さん、ウド鈴木さん)の所属事務所とだけでも、別途で覚書を交わすべきです。

その際要求されるギャラに関しては、新番組出演時のギャラとひっくるめってことにはできないかしら?

たとえば、

内村さんMC新番組を作りたいです。その際の宣伝PRの一環として「ポケットビスケッツ」のアーカイブ動画を一部配信して新番組の告知VTRを作らせていただけませんでしょうか?

みたいな形で日テレが交渉するとか。

テレビ離れの現状はどの事務所も知っているから、了承すると思うんだけどな…。(しかも新番組出演分のギャラは発生しているわけだし、事務所サイドはノーリスクかつノーダメージ。)

水面下でうまくいっていないのなら仕方ないとしても、

そもそもそのような取り組みを考えてすらいないような気がして…。

 

何度も繰り返すけど、時代は変わりました。テレビ業界だって、左うちわではいられません。

インターネットを活用するビジネスが隆盛してきている昨今、既存の働き方が確立しているところもどんどん時代の流れを取り入れて、適応して、そしてさらなる発展を志していかなきゃ勝ちきれない。

テレビ業界が変われば、どの業界の人もインターネットを軽視することができないという警鐘を鳴らすことが出来ると思う。常にトップを走っているのがテレビの使命だと、テレビ業界関係者の方が声高に主張するのであればなおさら。

上っ面の「ネットを取り入れましたよ」アピールじゃなくて、今こそいよいよ本腰を入れる時期が来ている。あたしたちの誰もが。



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