日本 が” キャッシュレス “な国になるために【方法提案】

日本 で キャッシュレス 化が進まないのはどうしてなのか。その原因と今後の対策についてまとめました。

日本 を キャッシュレス 国家にするためにはどうすればイイの?

現金払いが当たり前の国、ニッポン。これだけ「 キャッシュレス 」とか言われている時代に、 日本 の現金の流通量は世界に突出して増えています。

日本銀行のデータによると、紙幣や小銭を合計した現金流通高に対する名目GDP(国内総生産)比率では19.4%に達する。日本の名目GDPは550兆円で、2017年末時点で流通しているお札の額は106兆7000億円とのこと。

明らかに多すぎる。資源の無駄。

他の先進国と比較してみても、日本が19.4%なのに対してユーロ圏では10.6%、米国は7.9%、英国に至ってはたった3.7%しかありません。

日本は突出して、現金が流通している国です。

それは言い換えるなら、「クレジットカード」「小切手」「プリペイドカード」「電子マネー」といった「キャッシュレス決済」が浸透していないことを意味しています。

時代はもちろんキャッシュレス決済に向かっているのに、日本はどうもやる気がないらしい。

 

経済産業省が4月に発表したキャッシュレスビジョンのなかでは、キャッシュレス決済比率の最終目標として現在の約4倍の80%と掲げられました。そして、日本では官邸が発表している未来投資戦略2017で掲げられた目標は、

2027年までにキャッシュレス率を現在の2倍、全体の4割程度を目指す

というもの。

 

低くない!?

 

いや、オリンピックまでに頑張ろうよ。その後経済産業省は、キャッシュレスビジョンで2年前倒しして2025年に4割を目指すということにしたけど、本質は何も変わってません。

2020年の東京五輪には、キャッシュレスに慣れた外国人観光客がどっと押し寄せます。その時点で、日本がいまだに現金流通主体の社会であることが知られたらどうなるだろう?

日本はまだ現金かよ、だせぇ……

って思われる、確実に。

いや、ダサいだけならまだマシです。感情論にしかすぎないけど、もしこれが、

日本って不便だな…二度と来ねぇ

ってなったらどうするの? 世界はきっと日本を見捨てます。また鎖国でもする気?

 

あたしたちが知らない間に法案なんかはどんどん勝手に進めちゃうのに、どうしてこういう大事なことは先に進めないのだろう……?

そういうところで今の上の世代の方々は若者世代に批判されているのに、お偉いさん方は機械にも時代の流れにも疎いから気づいていないのだろう。

苦労するのは、これからのあたしたちなんですけど!

 

ということで今回は、

どうして日本ではキャッシュレス化が進まないのか

と、

無理にでもキャッシュレス化を進める方法

について、考えていきたいと思います。

もしかしたら「進めない」のではなくて、「進め方がわからない」だけかもしれないしね。

 

 

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日本で「電子マネー」と言えば…

日本銀行が発表した統計によると、2017年の日本の電子マネーによる決済金額は5兆1994億円だったそうです。集計開始以来9年連続の伸びだそうだけど、2016年、2017年とほぼ横ばいで変わっていません。

超低金利政策がこれまで続いたことで、銀行にお金を預ける意味がないと判断した国民は「タンス預金」に走っています。その額は30兆円にも及ぶと日銀は分析しているらしく、ここからもやはり現金流通額が多いことが予想できます。

 

主観ではなく客観的に見ても、世界の潮流は「キャッシュレス化」になっています。

「電子マネー」や「クレジットカード」、最近だと「仮想通貨」などの普及によって、キャッシュレス化がまずます急速に進んでいくでしょう。

特に話題になるのが、人口の多い中国インド。スマホの大流行によって電子マネーが都心部を中心に利用率を伸ばしており、飲食店やスーパーにある「QRコード」に自分のスマホをかざすだけで、瞬時に本人の銀行口座からお金が自動で引き落とされる仕組みが定着しつつあります。

日本でも「キャッシュレス社会」に対する関心が高まった要因のひとつとして、この近隣国である中国でのQRコード決済が急激に広まったことが挙げられていますね。

 

キャッシュレス決済が遅れている日本だけど、実は「電子マネー」の取扱高は多いです。その大きな要因が「Suica(スイカ)」をはじめとする交通系の電子マネー。とくに都市部では、公共交通機関を使う人々のインフラとなり急速に普及しました。

クレジットカードと一体となったものもあるし、残金が少なくなったら紐づけた口座から自動チャージできる仕組みなんかも存在します。

ただ、公共交通機関を利用する際は、QRコードが使えない。これがキャッシュレス化を進めない要因のひとつかもしれない。沖縄県の一部のモノレールみたいに、紙のきっぷにQRコードを印刷して入場できるようなシステムも実際にあるものの、都内ではそんな取り組みについての兆しすら見えません。

 

以前にあたしは、都内での1日の生活をすべてキャッシュレスで済ませられるかどうか試したことがあった。持ち物は「クレジットカード」「スマートフォン(LINE PAYなど準備済み)」のみ。元気よく家を出たところ…

最寄駅で切符が買えずに詰んだ。

挑戦スタートからおよそ30分。24時間キャッシュレス化にはほど遠い……。

すごすごと家に戻り、Suicaを手に取り再出発。電子マネーがあると円滑に進むが、結局残高がなくなると現金でチャージせざるを得ない瞬間が多々訪れます。

電子マネー=現金チャージ

が日本で考えられる「キャッシュレス」の意味みたいです。毎日小銭をジャラつかせるのよりはずっと良いけど、これじゃあ現金は一生なくならない。

 

現金がなくならないのは、小銭稼ぎ!

どうして日本は現金流通にこだわるのでしょうか?

いまだに「偽札で逮捕」なんてニュースはたまに見るし、ひったくりからATM破壊まで現金は奪われ続ける一方なのに。長年にわたって現金流通が便利で楽だったからだとしても、平成も終わるのにこの風潮だけは終わらない。

逆に、現金流通をやめるメリットを考えてみます。

1:セキュリティーの度合いが格段に高くなる。

銀行ATMと金庫・コンビニATMが不要になるから、とにかく安全。キャッシュレス先進国のスウェーデンで銀行強盗が消滅したことからも、その成果は見て取れます。

2:現金を印刷する必要がなくなる

1万円札1枚を印刷するのにかかるコストは、およそ22円とのことです。500円硬貨などコインの鋳造コストはもっと高い。お金を作るのにお金がかかるなんて、ちょっと考えたら馬鹿らしいことがわかります。

3:計算事務が楽になる

現金の取り扱いが減ったら、いちいち数を数えたり計算が合わないなんて悩む必要がなくなります。計算や管理に惑わされなくなれば、官民ともに仕事が格段に楽になるでしょう。

④不正なお金の出入りがなくなる

以前にメルカリで現金を購入することが禁止になった経緯を扱った際にも語ったけれど、現金の流通は犯罪の温床にもなりうるわけで、すべてを明瞭にした方が良いに決まってます。

 

メリットだらけなのに、実現されない。その理由について、こんな記事を見ました。

現金をやめたら、銀行がATM手数料をもらえなくなるから

日本の銀行の経営基盤には、1回あたり108円~216円のATM手数料が重くのしかかっているらしいです。上記記事によると、地方銀行の平均的な純利益の約13%はATM手数料で稼ぎ出し、ATM手数料だけで利益を稼いでいるセブン銀行では、純利益261億円のうちの99%をATM手数料で稼いでいるとのことです。

だから安易にキャッシュレス化を進めてしまうと、銀行経営の悪化に直結する可能性が高い。

……ATM維持コストは?

いや、そりゃたしかに儲かるからやってるんだろうけどさ、ATMの維持コストは年間2兆円かかっているなんていうニュースもあるくらい負担になっているのもまた事実なわけで。

手数料を安くして「ATMをどうやって使ってもらうか」とかを考えている暇があったら、ATMを無くしたうえで「別の形で手数料を稼ぐ」方法を考えた方が前向きだと思います。今のクレジットカードだって、手数料は取られているんだからさ。

現金自体がジリ貧なのに、そこにしがみつこうとする。泥船って感じ。

 

現金払い 、カッコ悪い

こんな風にメリットは多いにもかかわらず、数値から見ても日本でのキャッシュレス化は世界から見て遅れています。じゃあそんな日本でキャッシュレス化を進めるためにはどうすれば良いのか、考えを書いていきます。


<対策1:1万円札を廃止する>

マクロ経済学の第一人者、米ハーバード大学のケネス・ロゴフ教授による「日本の一万円札廃止」の提言によるものです。

世界では、犯罪対策でどんどん高額紙幣が廃止されていっている。高額紙幣とはもちろん「価値が高い」という意味で、「100兆ジンバブエドル」みたいなゼロがたくさん並んだお金って意味ではありません。

そういうお金が気になる人には、「デノミ」について書いた以下の記事をぜひ読んでもらうとして……。

 

高額紙幣ランキングは「200ユーロ札」「100アメリカドル札」「1000香港ドル札」「1万円札」の順番。1枚当たりの価値が大きいのだから、当然世界の犯罪者に利用される可能性が上がります。

しかも、日本ほど高額紙幣が日常的に使われている国はありません。たいていの国は高額紙幣を廃止して、とっくに電子決済へと移行しているから。

1万円以上の買い物をするときはクレジットカードかデビットカードを使えばイイ。そのような高額商品を扱う場所では決済手段を取れる環境もほぼほぼ整っているんだから、無くしても全く問題はないと思います。

今まで使えた現金がなくなると混乱が~……

とか言って反対してる人もいるけど、高額紙幣を無くすことなんて世界初の試みなんかでは決してありません。従来の5,000円札や1,000札はとりあえずまだ残しておくんだから、そっちを使って買えばいいじゃん。


<対策2:現金しか使えないお店は、「現金のみ」のシールを貼るよう義務づける>

これについては以前からおかしいと思ってました。

各種クレジットカードが使えるかどうかを示すためにお店の入口にマーク(=アクセプタンスマーク)が付けられていますよね? 誰でも見かけたことがあるはず。

あれが貼られてるのにはその裏に「現金は当然使えますけどね」っていう意図が含まれている。だから現金しか使えないお店には何もシールが貼られていません。

何も知らない人(外国人とか)に不親切すぎない?

「タバコ吸えません」とか「撮影禁止」とかならまだしも、「雑誌で紹介されました」とか「有名人も来てます」みたいなどうでもイイ内容を店頭にべたべた貼り紙してるくらいなら、まず貼るべきなのは「現金しか使えません」じゃないの?

少なくとも、オリンピックに向けて都内では義務付けるべきだと思います。


<対策3:現金払いに対するネガティブな刷り込み>

今から20年くらい前には、道端のあちこちや駅のホームとかでタバコを吸っている人が当たり前だったらしいです。お酒に対しても今よりずっと寛容だったらしく……正直あたしには考えられません。

今ではあたしたちの世代におけるイメージなんて、

タバコは害悪/お酒を飲んでも良いことなんてない

くらいのものなのに……。というか、

学校の道徳の授業なんかでそういう刷り込みを受けてきました。
テレビのCMなんかで、そう伝えられてきました。

実際のところお酒やタバコに一切のメリットがないなんて思えないし、むしろお酒やタバコを悪と見るのは、「主観に訴えかける部分」が大きい。

そういうメリットを無視したネガティブキャンペーンが平然と行えるんだったら、

現金払いのネガティブな側面ばっかり垂れ流したCMを作ればいいじゃん

って思います。

現金は犯罪の温床です/現金が貧富の格差を助長しています

みたいな部分を前面に出してさ。

STOP! 現金払い!

を標語に据えたらイイんじゃないかなと思います。

今やあたしの周りでタバコを吸っている人なんて全然いないし、タバコを見る機会も全然なくなりました。「分煙」が進んで、「タバコが吸えます」ってわざわざ書いている喫茶店なんかも多いです。

全部「現金」におきかえて考えてみたら、キャッシュレス化なんてすぐ実現するんじゃないの?

結局政府がキャッシュレス化に本腰を入れていないだけなんだよね。ほんとアンフェア。

 

「キャッシュレス化」する気がないのは政府だけなのでは?

日本では、ビットコインが世界一人気であるらしいです。それに「LINE Pay」や「楽天ペイ」、「Origami Pay」などのQRコード決済が台頭してきている事実もあります。キャッシュレス化が進んでいないとはいえ、キャッシュレスの土壌に興味がないわけではないことは一目瞭然です。

だけどあたしたちがどれだけ興味を持ったって、ボトム・アップで訴え続けるには限度があるのも事実です。

たとえば、いまだにスマートフォンすら使えず、「ガラケーを使ってます」という高齢者の方はいらっしゃるだろうし、クレジットカードは持っているけど高額の時にしか使わないという旧世代の考え方が染みついている人だって少なからずいると思います。

そんな機械音痴(死語?)の方や高齢者の方と「デジタルネイティブ世代」のあたしたちが共通して同じシステムを使おうと思ったら、それを束ねる役割が必要。

それが本来の政府の役割なんじゃないの?

やってもみないうちから

混乱が起こるので~……

とか言って渋っている暇があるんだったら、高齢者に向けてのキャッシュレス講座を国主催で各地方公共団体に委託して執り行うなり、世論調査をとって方針をより具体的に示すなり、前向きに行動しなさいよと思います。

今キャッシュレス化が進んでいるのは、技術革新を引き起こすべく日々悪戦苦闘して頑張る開発者や民間企業のおかげだから。

ろくに何もせず、偉そうに10年後のビジョンを語るな。



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