就活用語 ってなんの役に立つの?【意味まとめ】

就活用語 の解説をまとめました!

就活用語 って何? 一応意味の解説はしますけど

就活を振り返る記事を最近よく目にします。就活に成功した人からのアドバイスを見て参考にしたり、就活で見かけた変な人のエピソードを見て笑ったり、情報性やエンタメ性に優れた良い記事も多いのですが、私が見て意味が分からなかったものが一つあります。それは、「 就活用語 ランキング」のまとめです。

どうやらその内容はというと、2019年卒業の(つまり、もう就職活動は終えていて内々定状態の)人にアンケートを行い、学生の間で流行った「就活用語」をランキングにしてまとめたというものです。

まずは正直に私の感想を言わせてください。

それに何の意味があるのですか?

 

その年に流行ったものをランキング形式にまとめるというのは、よくあります。「流行語大賞」なんかがその典型で、毎年最後に振り返りながら、

あったねそんなの!
えー?流行った?

なんて言い合う、ニュース性の強いコンテンツです。

決して風化させちゃいけない政治的話題や、これからも語り継がれるであろうおめでたい話題なんかを、「みんなに共通した思い出」として記憶に定着させられます。

世代を超えた話のきっかけにもなるので、「流行語の順位付け」については非常に有益なものだと思っています。

参考までに、2018年の流行語はこちら

もうすでに忘れかけているものも……。

 

それに対して、「就活用語ランキング」は……これを知って誰が得をするのでしょう?

今から就職活動をする学生たちがこの用語を見て、

よし!これを覚えておけば試験を乗り切れる!

というものでは決してありませんよね?

なぜなら、就活用語は学生が勝手に使っているものであり、企業には一切関係ないからです。

 

かといって、ニュースとして「就活用語」を扱ったり、「あったねー」なんて思い出して盛り上がれるかと言われたら、それもまた微妙です。

就活は、世代を超えた共通の話題ではないからです。

今の高校生までは、流行語こそ知っていますが、就活用語なんて知るはずがありません。就活自体をしたことがないんですから。

また、もっと上の世代の方と就活の思い出を振り返ると、就活用語よりも採用システムなどのジェネレーションギャップの話題が最も重きを占めるため、わざわざ言葉でまとめて振り返るなんてそんなこと不要です。

特定の世代の、それも特定の人間しか盛り上がれない話題。

それが就活用語です。

……なんでわざわざランキングにまでするんですかね?

 

とはいえせっかくランキングになっているので、今回は

今年流行った「就活用語」

について、言葉をひとつひとつ確認してみようと思います。

 

 

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「就活」をイベントっぽく扱う風潮はなんなの?

そもそもこのアンケートは、大手人材広告企業「マイナビ」が2019年卒業予定の学生の間で流行を調査した結果です。

前から思っていたのですが、

今の就活に対する不安や競争性を煽っているのはだいたいマイナビの仕業ですよね?

もはや私たちの世代では普通ですが、東京ビックサイトみたいな大きな会場を借り切って合同説明会を行うのって、はっきり言って異常事態にしか思えません…。

スーツ姿の男女が、開場と同時にお目当てのスペースに駆け込むんですよ?

コミケのこと、笑えませんって…。

下手したら、コミケ来場者のほうが理性的である可能性すらあります。

就職してから毎日の通勤に耐えるための練習とかのつもりでもなさそうですし、もはや「就職」という働き方を決める大切な決断の時期を、ノリと勢いだけで突破させようとするお祭りムードにすり替えているようにしか思えません。

 

大学の入試説明会を考えてみてください。あるいは、大学に行かずに高校卒業と同時に就職する場合を考えてみてください。

大学を決めるのに、手当たり次第説明会に出席したことはありますか?

私はありません。

高校卒業の時期に、大量のパンフレットを前に就職する会社を悩んでいる人を見たことはありますか?

私の周りには、そんな人はいませんでした。

 

大学卒業の、しかも就職希望者を狙った競争焚き付け。

大学進学者はすでに「大学」という競争を一度経験しているわけですから、就職も大学進学同様に捉えさせたら、

進学がうまくいかなかった分、就職で取り返す!

って考える人にとっては逆転のチャンスなのでしょうが、これだといつまでも若い人たちは「誰かの敷いたレールの上でレースを続けさせられている」ような感覚になってしまうような気がします。

 

もちろん、企業のことを知れたり触れ合えたりすることは良いとは思うんです。

でも、就活を毎年恒例のイベントに仕立て上げる風潮は私は苦手です……。

説明会を大規模に実施するのは、大学に比べて企業の数はケタ違いに多いからだっていうのもあるんでしょうけど、それでも就職説明会で混雑するのは「大手企業」がほとんどです。

そうなってくると、

その会社のことを詳しく知りたいから行ってるんじゃないですよね?
説明会を、企業エントリーのための最低条件だと思ってますよね?

私の周りにいる社会人になりたての方でも、説明会に一切出席せず大手企業に就職した人だっています。

もちろん企業にもよるとは思うのですが、説明会はあくまでも企業理解度を高めてもらうために開催するという場合だと、説明会に参加しなかったことが採用の合否を分けることはほぼ無いと思います。(参考

 

なのに、こんなに大々的に「合同説明会」とか「一括エントリー」とか言われちゃうと、

みんなやってるみたいだし、自分もしなくちゃいけないのかな?
なんかよくわからないけど、行かなくちゃ

みたいな、強制参加ニュアンスがどんどん先走ってきます。

 

就職できないかも…という不安につけこんでいるようにしか思えません…。

 

結局のところ、「就活」というイベントがビジネスとして成り立っていて、そこから派生する様々な働き方も生まれている以上、「マイナビ」が勝者であることは疑いようはないです。

ですが、自分のペースを乱したり、他に大切にしている何かを犠牲にしてまで就活に執念を燃やすのは、なんか違うなぁ…と思ってしまいます。

 

私達が必死になって競争している様子。

それを高みの見物をしながらせせら笑っている人がいそうで……。

 

 

明日から無理して使おう!就活用語ランキング!

とはいえ、今日のメインはそんな「マイナビ」様がまとめてくださった「就活用語」の解説です。

学生の皆さんが使用したことがある機会が少ないものから、ベスト10形式で発表していきます。


第10位:リクラブ

意味:就職活動を通して出会った学生同士で恋愛に発展すること

「リクルート・ラブ」の略ですね。もはやこういうサブイベント要素もないと、就職活動は語れないのだと思います。

就活中に出会って一目ぼれ。グループ面接で一緒になって、意気投合。もしくは、何社か受けるうちにいつも見かけるあいつに気づいて声をかけてみて……。

歩くリア充ですね、こんな人たちは。

そんな人たちに贈るアドバイスは、こうです。

就活をがんばってください!

 

私の兄が高校生の頃、同級生で付き合っていたカップルはたいてい、別々の大学に入るか片方が浪人したりして、結局全組別れたそうです。

「リクラブ」も同じような結末を迎えるようにしか思えないのですが…。まぁ良いのでしょう。なんせリア充だから、思い出は上書き保存なんでしょうね

よく男女の恋愛観を説明する表現として、

男性は”名前をつけて保存”、女性は”上書き保存”

という言い回しがなされます。

これ、絶対人によりますよね?

こういう「うまいこと言いました」みたいなことって、誰が言い出すのでしょうか? こういうことをひらめいてお披露目する瞬間の思い出は確実に、「名前をつけて保存」ですよね。きっとご機嫌だったでしょうね。


第9位:終活

意味:就活を終えるための活動。入社予定の会社以外に内定辞退の連絡を入れる、など。

どう考えても、90%以上の方はこれを見て、「え、死ぬの……?」って思うはずです。

自分の死と向き合うことを表す「終活」の方が一般的な気もするのですが…。

 

就活を終える=人生を終える=この先の人生は安泰

だって考えたうえで「終活」という言葉を使っているのだとしたら、それは絶対にダメだと思います。

いつ会社がつぶれるかもわからないですし、転職や起業など、まだまだ転機はたくさん私達を待ち構えています。

詳細は、前回の「株式会社」に関する記事から!


第8位:御社

意味:日常から就職活動モードに入ること。例「御社する」=「面接に行く」

これを「就活用語」だと言ったら、世のビジネスパーソン方はおったまげると思います。

相手の会社のことを「御社」と呼ぶのがもちろん元ネタです。

今の時期ですと、この「御社」よりもこっちの「恩赦」の方が物議をかもしていますので、こちらのニュースをむしろ知っておいてください。


第7位:グルディス

意味:「グループディスカッション」の略語

文字通りです。

グルディスで出会った人とリクラブしちゃったわ―。これから御社してきまーす

こういう使い方をするんでしょうね。

こんな人には確実に内定が出ない。出てたまるか。


第6位:オワハラ

意味:「就活終われハラスメント」の略。企業が内々定を出した学生に対して、就活を終えるよう強制すること。

いろんなハラスメントがありますね…。

そういえばこのブログでも以前、「シズハラ」という概念を提唱して扱ったことがありました。

 

「○○ハラスメント」って、いとも簡単に生み出されるのですね…。


第5位:NNT

意味:無い内定(×内々定)。内定がない状態のこと。

この言葉は聞いたことがあるのですが、毎回読み方が気になります。

「ないないてい」とそのまま読むの?

それとも、「エヌエヌティー」って、アルファベット読み?

「エヌエヌティー」と読むとするならば、そのまま「ないないてい」と読んだ方がスムーズで言いやすいので、いよいよ何の効力も持たない言葉ですね。

 

反対語は、「ANT(有る内定)」と言うそうです。いよいよ意味がわからん。

ANT + I = anti

「内定がある私」アピールする女に「アンチ」が多いのも納得です。

うまいこと言ったから、「名前をつけて保存」、っと。


第4位:ES

意味:「エントリーシート」の略。

これも聞いたことがあります。

「リクナビ」のサイト内に、「プロが教えるエントリーシート書き方のコツ」というのがあります。

エントリーシート業界のことはあまり存じないのですが、なにをもってプロとみなすのでしょうか?

 

なんか毎回、「プロってどういう意味?」って考えてる気がします…。


第3位:サイレント

意味:選考結果の連絡が来ないこと。不合格を指す。

第2位:お祈り

意味:選考で落ちること。不採用通知にある「今後のご活躍をお祈りしております」の一文から。

どちらもともに不合格を表すものなのですが、両者を合体させた「不合格かつ選考連絡がない状態」のことを

黙祷

と呼ぶらしいですね。

人事の方が不採用者に思いを馳せて黙祷している様子を思い浮かべたら、笑っちゃいました。


第1位:ガクチカ

意味:「学生時代に力を入れたこと」の略。面接でよく聞かれる。

間違いなく、答えは「就職活動」ですよね。

皮肉な話です。


 

結局、このような就職をダシに学生をコントロールする傾向は今後もなくならないと思います。

オリンピックのボランティアだって、「就職に有利ですよ」とかなんとか言って集めるのでしょうが、それは半強制に等しいです。

 

みんなが「せーの」でやめることが出来たら楽なんでしょうけど…そんなの無理ですからね。

せめて私達にできることは、

就職を志す人は、最後まで踏み込んだ道を突き進む
起業を志す人は、周りの影響を受けずに自分を信じる

といったように、互いに干渉し合ったり、足を引っ張り合ったりしないことだと思います。

どちらがよかったかなんて結果論。誰にもわかりません。

誰にもわからないのなら、どんな道を選んでも後悔する瞬間も歓喜する瞬間も訪れるのなら、自分が納得できる道を選んだ方がより幸せでいられると思います。

 

人は人、自分は自分。

就活 は就活、それで「人生」までは決まりません。

一度くらい乗っかってみるのも楽しいとは思いますけどね。あくまで主軸はブラすことなく。



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