ニュース用語 の意味を教えます!【イマサラ聞けない】

ニュース用語 の意味解説をまとめました。

ニュース用語 の意味を知れば、視野がもっと広がる!

テレビやラジオ、新聞などで使用されている「 ニュース用語 」の意味を正しく理解しておくことは、私たちが今の出来事を知るうえで最も大切なことです。

特に最近では、不祥事や事件に関する報道が後をたたないため、情報の渦の中でひとつひとつを曖昧に把握しているだけでは、

え? あの事件ってそういう意味だったの?

なんていう誤解や乗り遅れを起こしてしまうかもしれません。

 

また、報道用語でなくても、日本語をたくさん知っていることは、それだけあなたの知識にもつながります。

先日は心情を表す言葉をたくさん紹介しましたが、そこにも関連するお話です。

 

生きている限りは、ニュースを目にしない日はない。

そこで今回は、

意味をしっかり理解していなかったり、使い方の違いに気づいていないかもしれない「ニュース用語」

について書いていきたいと思います。

 

 

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言葉の意味がよくわからない ニュース用語

ニュースには、日常会話の中ではめったに使用しないような独特の言い回しが存在します。

たとえば、私達が目にする「約1億円」などの「約」。

これはキャスターが読み上げるときはすべて「およそ1億円」というように、「およそ」に変更されています。

気づいていましたか?

これは「読み原稿」と言われるもので、「やく」という言葉が聞き取りづらいことから(「ひゃく」と聞き間違えやすいからでしょうか……?)意図的に変更されているものです。

こんなふうに普段使わないからこそ流してしまっている言葉の数々。

あえて今、その詳細について確認してみましょう!

 

<汚職(おしょく)>

官僚の不祥事にまつわるニュースがリンクに貼りきれないくらい巻き起こっている昨今、かなりの頻度で見かけるニュース用語だと思います。

職についている人なら誰でも悪いことをすれば「汚職」となりそうなものですが、実は「汚職」ができる人は限られています。

それは、議員や公務員です。

本来「汚職罪」とは、

公務員が職権や職務を濫用して不正な行為を行う罪

を意味しています。(刑法第二編第二十五章・汚職の罪)

具体的には、「職権濫用の罪(刑法193条~196条)」「賄賂の罪(197条~197条の4、198条)」があります。

「職権濫用の罪」では、具体的に国民の権利や自由が侵害されます。積極的に侵害するのではなく、逆に本来果たすべき行動を「しなかった」結果、消極的に権利や自由が奪われる場合も、職権濫用に当たります。

一方で、「賄賂の罪」においては権利を侵害される被害者が存在しないという点が異なっています。

だからといって、

誰も被害を受けていないならいいじゃん!

とはなりません。

全体の奉仕者であるべき公務員が金品を受け取るなどして一部の奉仕者になるのは、許されることではありません。

公務の適正さや国民の信頼を侵害する

という点では、どちらも共通しています。

 

<書類送検>

官僚・政治家からタレントに至るまで、さまざまな報道における第一報で伝えられるものです。「逮捕」か「書類送検」ですね。

「容疑者が書類送検されました」なんて言葉をニュースでよく目にすると思いますが、

「前科はつく?」「逮捕と何が違うの?」

という疑問を持ったことはありませんでしょうか?

実は、「書類送検」とは捜査書類を検察に送ることそのものを指します。つまり、

書類送検だけでは、前科にはなりません。

その後、起訴されるかどうかが大事になるわけです。

とはいえ、捜査対象とされた記録そのものは「前歴」として残ってしまうことにはなるので、あくまで「前科とまではいかないけれど…」くらいの疑わしい位置づけという認識でよいでしょう。

被疑者の身柄が拘束されていない(=逮捕されていない)状態の事件について内容を説明する際の言葉です。もちろんその後、取り調べを受けたりもするので、書類送検されたら事件は解決、終わりというわけではありません。

 

 

<情状酌量(じょうじょうしゃくりょう)>

「情状酌量の余地があるので…」なんていう判決説明が、しばしば裁判官よりなされます。ニュース用語としてもよく見ますね。

直接の定義によると、

裁判官などが諸事情を考慮して、刑罰を軽くすること。過失をとがめたり、懲罰したりするときに、同情すべき点など諸事情を考慮すること。

と辞書には書かれています。

「裁判官が諸事情を考慮」ということは、裁定が際どい時などには、担当裁判官によって刑の重さが変わるなんてこともありえるかもしれません。

大学講義における教授みたいなもんですね。人によって当たりハズレが激しいという点で……。

 

 

<勾留(こうりゅう)>

「勾留中の男性が死亡し…」など、この言葉もよく聞くニュース用語だと思います。

裁判所のHPに意味の解説が掲載されていました。

勾留とは、身柄を拘束することです。大きく分けて「被疑者」の勾留と「被告人」の勾留とがあります。

※「被疑者」と「被告人」の違いについては後述します。

被疑者も被告人も、罪を犯したことが疑われたあとで証拠を隠滅しようとしたり逃げようとしたりする場合があります。それに備えて身柄を拘束しておくことが「勾留」です。

ちなみに、「勾留」そのものは刑罰ではありません。それに対して「拘留」と書く場合、これは日本の刑罰の一種を指しています。

「拘留」は「1日以上30日未満の一定期間、刑事施設に収監する」というもので、いわゆる刑務所や拘置所、留置場に入れられます。

刑法第九条

死刑,懲役,禁錮,罰金,拘留及び科料を主刑とし,没収を付加刑とする。

刑法第十六条

拘留は,一日以上三十日未満とし,刑事施設に拘置する。

 

 

<本日「未明(みめい)」>

何時くらいかな?

と疑問を持つ人も多いでしょう。

明け方? 早朝4時とか5時くらい?

と思うかもしれませんが、気象庁の予報用語によると

午前0時から午前3時頃まで

という具体的な時間帯になっています。

なんとなく、夜明け前のうっすらと明るくなった時間である気がしますが、

実際の「未明」は、真夜中です。

覚えておきましょう。

 

 

<全身を強く打って>

おおよそ下の句は「死亡しました」が続くのですが、これは直接的な言い回しを避けた、遠回しなニュース用語です。

では実際はと言うと、

原型をとどめていないほど遺体が損傷して

となります。

これでもかなり和らげている方です。

事実を伝えるのが報道の役割とはいえ、遺体の状態までを克明に表現するのは放送倫理に反してしまうため、具体的な描写が避けられているのではないか。というのが通説になっています。

 

 

<バールのようなもの>

物が破壊されたニュースを報道する際、犯人が使用した道具をこのように言い回します。

「ようなもの」って何?

という風に、私たちの世代ではめちゃくちゃ話題になったのですが、今はそうでもないのでしょうか…?

「バール」は西洋式の道具で、日本でいうところの「くぎ抜き」にあたります。ですが両者はやや違っているらしく、かつ現場の状況から「バールが使われた」とは断言できないため、こんなあいまいな表現をしているそうです。

「わさび」「ホースラディッシュ」と呼ぶようなものだと私は認識しています。

 

 

違いがわかりづらい ニュース用語

一見同じような事件・事故であっても、報道においては実は細やかな言い回しがなされています。

すべてを右から左に受け流すのではなく、こういった微細な部分にまでアンテナを張って、ニュースを受け止めるようにしてみてください。

 

「重症」「重傷」「重体」の違い

いずれもカラダが病気やケガなどで悪い状態をいいます。

「重症」は、消防庁によると「傷病の程度が3週間以上の入院を必要とするもの」と定義されていますが、一般的には病気の程度が重い状態を指します。

対して「重傷」怪我の状態が重い状態を示すのに使います。目安としては「全治まで1カ月以上かかる」場合を指し、1カ月未満は「軽傷」といわれます。

そして、「重体」。これは、怪我や病気によらず、命の危険にさらされている状態を指します。

たとえば新聞で書かれる「意識不明の重体」だと、「重症」「重傷」よりも深刻な状態であるということがわかります。

 

わいせつ行為とみだらな行為の違い

簡単に言うと、

「わいせつな行為」…性交なし
「みだらな行為」…性交あり

の違いです。

性交渉があった場合は、「強制性交等罪」(いわゆる「強姦罪」)の規定により厳密にはわいせつな行為には含まれません。

しばしば報道で見られる「性的暴行」とは、この「強制性交」を柔らかい表現に直したものであることが多いです。

「わいせつ(猥褻)」とは「性に関する内容を健全な社会的通念を逸脱した方法や態度で取り扱うこと」と定義されています。特定の被害者がいる際の「わいせつ」とは具体的に、相手の身体を触ったり、キスしたり、服を脱がせたりすることが挙げられます。

対して「みだらな行為(淫行)」とは性交があったことを指します。性器を触らせるなどの類似行為もこちらに該当します。

わいせつについては定義があいまいで、法解釈や判例においても明確な線引きが存在しません。

たとえば、ヌードの女性の絵を「芸術」だと捉えたら、わいせつなものではなくなるのでしょうか?

人によって価値観は様々なので、事例に応じて都度の判断がなされる必要があります。

 

「被告人」「被疑者」「容疑者」の違い

「被告人」は、「警察や検察の捜査によって犯罪の嫌疑を受け、検察官によって公訴提起を受け起訴された人」のことをいいます。そのため裁判の際には必ず、「被告人」という言葉が使われます。

対して、警察が逮捕し取調べを行っている段階では、犯人はまだ「被疑者」です。その後、検察で起訴・不起訴が判断され、起訴されたら「被疑者」から「被告人」になる。という段取りになります。

「容疑者」は「被疑者」と同じく、罪の疑いがかけられているもののまだ起訴はされていない人のことを指す言葉です。

実は「容疑者」は、法律用語ではありません。

意味はほぼ同じなのですが、法律用語では「被疑者」と呼びます。

マスコミが「容疑者」という言葉を使うのは、「被疑者」と「被害者」の字面が似ていてややこしいからだ、とも言われています。

まとめますと、

「容疑者」…警察に容疑をかけられた人
「被疑者」…罪を起こしたことがほぼ確実で、警察に逮捕された後の人
「被告人」…検察に起訴された人

だと捉えるとよいでしょう。

ちなみに、「被告人」「被告」でもまた違っています。刑法で起訴された人のことを「被告人」、民法で訴えられた人のことを「被告」と呼び分けられています。さらに大まかではありますが、刑法は懲役、民法は賠償金に関する法律のことです。

解説にキリがないです……。

 

「無事保護」「保護」「発見」の違い

長らく行方不明になっていた人が見つかって、ほっとするニュースではありますが、ここにも裏側には違いがあります。

「無事」が付いている場合は、文字通り無事に何の問題もなく見つかったということです。

「焼きドーナツ」とわざわざ言うのだから、「油で揚げていないドーナツ」であることを示しているのと理屈は同じです。

これに比べて何も付いていない単なる「保護」と言われる場合は、怪我や病気など何かしらの問題のある状態で見つかったということを暗に表しています。

「発見」を使うのは、既に生存していない状態で見つかった場合です。そこからさらに事件性の検証が始まります。

無事保護…生存かつ異常なし
保護…生存はしているが、異常が見られる
発見…すでに亡くなっている

 

「男」と「男性」の違い/「女」と「女性」の違い

ニュースでの言い回しは、こんなところにまで違いを見せています。

「男」「女」…容疑者としての容疑が強い
「男性」「女性」…まだ容疑が現段階で不確定

「男」「女」と語調を強めることで、犯罪者への糾弾をより濃く表しているのかもしれません。

 


ここまでのニュース用語、あなたはどれだけ理解していましたでしょうか?

情報を正確に得るためには、このような言葉のニュアンスに着目するのは非常に大切なことです。

 

これらの言葉を気にしながら、これからニュースをぜひ見てください。

すると、ちんぷんかんぷんだったニュースもどこか親しみやすく、理解しやすく、興味を持てるもののように感じられるはずです。

そしてニュースと向き合う意識が変わったら、次はニュース用語に限らず、ニュースの内容理解をするための基礎知識を身に付けようとしていきましょう!



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