原動力 (モチベーション)はどこから湧いてくる?【12のパターン】

原動力 を12パターンに分類。フロイトの防衛機制の説明をしています。

原動力 (モチベーション)を12種類にカテゴライズ!

何か行動を起こす際、得意不得意といった実力面以外にも私たちには「 原動力 」となるキッカケやメンタル面での要素が必要になります。

たとえば前回の記事は「東大生が嫌いだから東大生になった」という負の原動力の話でした。

今回はこの、「嫌いだからあえてそれをする」という考え方に関連して、調べたことや思ったことを書きたいと思います。

嫌いと言うには、まずそのものを経験してよく知ってからじゃないといけない

前回の記事の主旨です。

 

でも実は、私の場合はむしろ逆です。

嫌いなことは経験したくないから、むしろそれを「嫌い」とも言わない

という気持ちで常に行動しています。

 

負の感情をモチベーションに変える

これって、誰にでも出来ることではないと思います。

「その人の考え方による」という結論になってしまうのですが、ここにオーストリアの精神医学者、フロイトの精神分析からうまれた「防衛機制」を当てはめて考えてみたいと思います。

このブログを見てフロイトに興味を持たれた方は、ぜひ自分でも本を読んでみてください。

 

 

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防衛機制(ディフェンス・メカニズム)とは

防衛機制」とは、現実判断や統制をおこなっている「自我」が自分自身を守るために備えている防衛メカニズムのことです。

ありのままに受け止めると、

苦しい/辛い/耐えられない

と感じるような体験や記憶から身を守るために働きます。

何か行動をする際の動機のジャンル分けだと思っていただけたら良いと思います。

そのメカニズムは大きく分けて12種類になるのですが、すべて私自身の経験と兄の経験をそれぞれ紹介すれば説明ができてしまうので、そちらを具体例にしながら内容をお伝えします。

 

私の兄は、一生懸命勉強して東京大学に合格しました。

ここだけ聞くと優秀な人に見えるかもしれませんが、実際はそうでもなかったです……。

それまではいかに楽してテストを乗り切るかだけを考えていたのに、兄は高校2年生くらいのときに突然、
人が変わったかのように猛勉強を始めたのです。

最近、あの時どうして勉強していたのかを尋ねました。

女にフラれたから

ぶっきらぼうに、でも苦々しげに、兄はそう答えました。

……正直、意味がわからなかったです。

なんでも兄は、女性が自分をフッたことが認められず、見返すために必死で勉強したそうです。

 

ここで、このような心の動きが、防衛機制のひとつめ①「昇華」にあたります。

認められない強い感情や欲求を、社会的・道徳的に認められる形に置き換えることです。

たとえば、失恋して野球を始めたり、仕事に没頭することも当てはまります。

 兄はその人のことをフラれた後も好きだったそうですが、高校の卒業式で、フラれた相手にこう言いました。

あなたにフラれたおかげで東大に入れました。
ありがとう。
あなたには二度と会いません。

 

……ドン引きです……。

 

このように、強い感情や衝動が、正反対の傾向となって行動にあらわれること。これが②「反動形成」です。

好きな相手にイジワルする小学生男子なども、その例です。

 

そもそも兄は、勉強が出来なかったからフラレてしまったのでしょうか?おそらく違うと思います。

もっとこう……人間性というか……。

ですが彼は、その理由を「勉強」に当てはめました。このような思考を③「合理化」と言います。

イソップ物語に出てくる「すっぱいブドウ」のお話が、それです。

 

それと同時に、兄自身が持っていた「勉強に対するコンプレックス」を、その女性が持つ感情だと捉えているとも言えます。

自分の中にある受け入れたくない不都合な感情や衝動を、他人のものだと思うこと。

これが④「投影」です。

カレが浮気をしないか心配……

と言う女の子ほど実は浮気をしている。

なんてよく言いますが、まさに「投影」です。自分の願望を相手のものだと思い込んでいるのです。

 

僕と付き合わなかったことは間違ってる!
僕はこんなに優秀なのに!

こんな風に考えて、認めたくない現実、不快な体験や欲求を無意識的になかったことにしてしまうこと。視界に入っているけど見えていない、聞いているが聞こえていない、といったように、その現実や体験を存在しなかったことにする

これは防衛機制の中で言う、⑤「否定」です。

 

ここまで、いかがでしょうか?

私の兄は歪んでいる

っていうところばかりが伝わらないか心配です……苦笑

 

 

何かを「忘れる」のも、自分を守るため

一方で、私自身の話です。

このブログ内で何度か書いたこともありますが、私はこの「オウンドベース」を始めるまで人との関わりをほとんど持ちませんでした。

だから友達も少ないです。

本当はもっと積極的になるべきなのですが、

大丈夫かな? 嫌がられたらどうしよう……

とか思うと勇気が出ず、行動に移せませんでした。

でも次第に、ひとりでいることに慣れてきます。

多分昔、からかわれたり嫌なことがあったから今みたいな引っ込み思案になっているんだと思いますが、正直、具体的なエピソードをよく覚えていません……。

そしてこれは、防衛機制のメインの働きでもあるそうです。

精神分析の基本概念のひとつで、不快な体験や考えを無意識に押し込み、忘れさせる「こころの働き」。

それが、⑥「抑圧」です。

 

よく自分の恥ずかしい体験を「黒歴史」だと言いますが、記憶に色がついているなら、それが黒でも誇れる過去の1ページだと思います。

「黒歴史」を話す自分自身にも、どこか楽しんでいるフシがあるわけで……。

本当に消したい過去は、「抑圧」されて思い出せないまま、とっくに消えています。

「無色歴史」が一番のトラウマ

なのだと思います。

 

誰とも話さずひとりでいるのが寂しいときもあります。そんなとき、私はお笑いのネタを見たり本を読んだりします。

このような欲求や感情の表現が難しい場合に、対象を別の人物や物に置き換える行動⑦「置き換え」と言います。

息子や娘が自立して、寂しくなった親がなぜか急にペットを溺愛し始める

これも、「置き換え」です。

 

本当はもっと社交的にならないといけないのに、現実の中でうまくやっていかなくちゃいけないのに、ついつい舞台上や紙面上の空想世界に目を向けてしまう。

面倒なことや向き合いづらい現実から目をそらし、別の現実や空想へ目を向けること。これは⑧逃避です。

 

明日大事なテストなのに、ついつい部屋の掃除に時間を費やしてしまう。

あの「学生あるある」の原因が、この「逃避」です。

 

さらには、物語の登場人物の振る舞いや特徴を真似てみたり、自分の尊敬する人の行動と、同じにしてみる。

これを同一化と呼びます。

 

そんなときにふと現実に戻ってみると、

私はダメだなぁ……

って気持ちが強くなり、ベッドの上でジタバタしたり、「やだやだ」とひとりで駄々をこねたりしてしまいます。

子どものような言動をとることで不安を避けようとする行動にも、⑩退行という定義がつけられています。

 

私の日常は、こんな感じです。

ダメだと気づいてはいるのですが、やめられません……。

このように、気づいているが受け入れがたい事実や感情を意識しないこと。切り離したり逃れようとすること。これは隔離です。

先程の「黒歴史」も、どちらかと言えばこの「隔離」に当てはまるのかもしれません。

 

嫌いなことも「嫌い」だと言わない。

これが私の心がけていることですが、そもそも

嫌いな事実は常に意識しないようにしている

これが厳密な言い方です。

 

みなさんの中に、どこか共感できるところはありますか……?

 

 

最後に、妹から兄へ

なんやかんや書いているうちに長くなってしまったので、今回はこのあたりで終わろうと思っていますが、

この記事で一番恥ずかしい思いをしたのは実は兄なのでは……?

という気がしてなりません。

兄は優しいときは優しいです。思ったことはハッキリ言えるし、私の自慢の兄です。

ケーキが好きなので、今日は兄にプレゼントしようと思います。

 

……というように、不安や罪悪感を生じさせた行為に対して、それを無効にしようと罪滅ぼしすること。たとえば、浮気をした罪悪感から奥さんが旦那さんの機嫌をとること。

これを⑫「打ち消し」と言います。

ということを紹介して、防衛機制の12のメカニズムは以上となります。

 

内容をまとめると、

< 原動力 = 防衛機制の12のパターン>
1:昇華=社会的に認められることで気を紛らわす
2:反動形成=気持ちと反対のことをする
3:合理化=もっともらしい理屈をつける
4:投影=自分の感情を相手のものとすり替える
5:否定=見たものや聞いたものをなかったことにする
6:抑圧=嫌なことを忘れる
7:置き換え=欲求の対象を別のものに変更する
8:逃避=現実から目をそらす
9:同一化=理想の人と言動を同じにする
10:退行=こどものような振る舞いをする
11:隔離=嫌な事実を意識から切り離す
12:打ち消し=罪滅ぼしをする

という感じです。

 

行動しないよりはするほうが絶対良い!

と思いますが、みなさんも自分の言動を振り返る際には、その動機や原因に立ち返って自己分析した上で今後の人生へとつなげていってください。



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