Amazonと楽天の、配送への考え方の違い

前回の続き

配送業者をめぐる現状の問題を踏まえて、
Amazonと楽天はどのような取り組みをしているか
についてまとめている。

余談だけどこの問題に触れるにあたり、
配送業の歴史についても書いた方が良いかと思って、
押し入れから日本史の教科書を引っ張り出してきた。

すぐやめた。

 

鎌倉や室町時代に『問(問丸)』という名前で仕事が生まれたとか、
江戸時代の『菱垣廻船・樽廻船』の話とか、
そんなヌルヌルした内容を垂れ流して、
このへんでブラウザの戻るボタンを押されたら悲しいし。

(ただでさえ、この「オウンドベース」ブログの記事は全体的に長いのに) 

そんなの読んで喜ぶのは、
夏の自由研究に困ってる中学生くらいだろうきっと。

学校の教師はこういう、「歴史から調べてみました」シリーズが大好きだよね。

ちなみに、この夏に自由研究やレポートに取り組む際は、
ネットで調べた情報に加えて

関連してるっぽい本を1冊、2ページくらい読んだあと、
提出する紙の最後に「参考文献」として本のタイトルを書いておく

と良い。
それっぽく見えるようになるから。

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イチから作ろうとする、Amazon

ここからが本題。

日本では、Amazonで買っても楽天で買っても、
配送は配送業者が行うことが多い。(クロネコヤマトとか佐川急便とか)

会社自体が異なっているのだから、
なかなか配送状況を把握しづらいってことはあるかもしれない。

そんな状況に対して、Amazonが動いた。

こんなニュースが出ている。

在庫管理もAmazonがやってるんだから、
配送までAmazonの管理下においてしまえ!

ってことだと思う。

アメリカのAmazonでは、起業家のドライバーたちへの支援が始まっている。

 一時雇いの仕事(「ギグワーク」と呼ぶらしい)に応募する代わりに、
ドライバーたちは自身の配送ビジネスの起業をAmazonに支援してもらえる。

という仕組みらしい。

Amazonの配送技術へのアクセスやトレーニング、
自動車リースや保険など、資産とサービスに関する割引が含まれているという。

ポイントは、自動車のリース

Amazon Flexっていう、
クラウドソーシングによる配送プログラムはこれまでにもあったけど、
今回の仕組みだと、ドライバーはそもそも自分の車を使う必要がない。

荷物を整理するためのスペースが増え、
配送車両用の駐車スペースを利用できるようになる。
固定用ストラップや台車も持ち運ぶことができるようになる。
その他にもカスタム配送車両、ブランドユニフォーム、ガソリン……

完全にAmazon仕様だ。

 

Amazonはあくまで、

「Amazonのために配送の仕事がしたい!」

って人を集めていると言える。

これ、若者応援で聞こえは良いけど、
完全なるトップダウンの仕組みが成立しているため、
Amazonの指示に従わなかったら終わるわけだし)
もし日本で導入されたら、
より一層ブラックな労働者が増える気がして仕方がない。

 商店街を束ねる管理組合、楽天 

一方で、楽天。
「ワンデリバリー」という物流施策が発表された。

これは各お店から商品を配送するにあたり、
プラットフォーマーとしての楽天が入ることで、

客のデータを活用しながら楽天が陣頭指揮をとっていく

というイメージらしい。

そして、AIを活用するとのこと。
AIはどこにでも出てくるな、ほんと。

 

現在、配送がピーク時になると、
小さなお店が発送依頼を出したところで
値段関係なく、そもそも配送業者が受け付けられない
ということが起こっているらしい。

配送業者と発送元の両方について言及するあたり、
商品発送を各々にゆだねている楽天らしい目線だと思う。

そして、ネット通販を利用する側の工夫。

スマホ上で利用者の最適な情報を表示するようにして、
場所指定、受け取り方法までをリアルタイムで伝えながら
日時の対応できるようにしていく
とのこと。

独自の物流網を作ることで、配送費用の削減をして、
利用者が求める柔軟性も増す。

現状は構想段階で、
案内は今年の秋から順次とのことなので、
実際のところどのように変化するのか楽しみにしたい。

 

配送業者を束ねるシステムを作るか
配送業者そのものを作るか

どちらも配送業界の現状を変えようとしているところは同じ。

ECサイトの利用は今後も確実に増えていくだろうから、
商品を購入してもらうことだけでなく、
商品を配送してもらうところにまで1人1人が目線を伸ばしていけたら良いなと思う。

また、個人の販売者も「ベイス」などを使って、
簡単にECサイトを持てる時代。

配送業者にお世話になる機会も、ますます多くなる。

不在票地獄が天国に変わるよう、
現場の配送業者の人に敬意を払いつつ、
荷物はその場で受け取って、
美味しいメロンゼリーを味わいたい。



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