SCAM と SPAM って何?【ECサイト利用時の注意点】

SCAM と SPAM が、ECサイトを利用したネット通販を行う上で必須の知識となりました。今さら聞けないこれらの言葉の意味を解説します。

SCAM や SPAM から身を守るため、知識を身に着けよう!

SCAM や SPAM は、ネット通販を利用する人であれば誰しもが知っておかなければならない用語です。

ネット通販を利用したことがない人は、今やほとんどいないのではないでしょうか?

総務省の調査によると、日本でネットショッピングを利用する世帯の割合は、2002年の5.3%から2016年には27.8%へと、飛躍的に上昇しています。

もっともこれは全世帯を対象としているため、この記事を読んでいるあなたのように日頃からインターネットを利用している人に対象を絞ると60%〜80%が利用しているという調査結果もあります。

とりわけ「ネット通販」という言葉を聞いたときにまずは思い浮かぶのが、ECサイト「Amazon」だと思います。

そこで今日は、このAmazonに注目して、利用時の注意点を中心に解説したいと思います。

 

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「 SCAM 」ーネット通販を利用する際に知っておきたい言葉

2018年、日本時間の7月16日正午から翌日23:59まで、Amazonプライム会員向けに「プライムデー」と呼ばれる年に一度のビッグセールが開催されました。

これまで欲しいと思っていた品々をセール価格で買うことが出来るチャンスだと言えるため、Amazonの利用頻度も高くなることでしょう。

実際、アクセスが集中していたために、今回の「プライムデー」開始直後はAmazonに繋がりづらくなっていたという報告も多数あります。

ですがこのときに気をつけなくてはならないのは、

利用者側の「詐欺」に対する警戒心が薄れかねない

ということです。

「SCAM」という言葉があります。これは英語で「詐欺」という意味で、インターネット上においては一般的に、

お金をだまし取る/商品を発送しない

など詐欺対応をするサイトのことを指します。

仮想通貨を利用する方には、聞き馴染みの多い言葉ではないでしょうか。

 

たとえば前回の解説の中でも触れましたが、インスタグラムのお話。

お店が商品を紹介している場合、利用者からのコメントの中に

This is SCAM!

などといった書き込みがあったとしましょう。

これは、英語圏のどなたかが、

この会社は詐欺をしますよ!

と教えてくれているわけです。

もちろん、あくまでこの声は1利用者からの発信ではあるのですが、こういうものを見た場合は取引を行わないほうが無難です。

今回のようなAmazon全体でのセールが行われる場合にも、便乗した「SCAM」店が、ありえないほど安い価格設定とともに待ち構えているかもしれません。

まずはその安さに飛びつく前に、信頼できるショップであるかどうかなど情報元をしっかりと確認することを心がけましょう。

これは、どのECサイト(=通販サイト)を利用する場合でも同じです。

 

「Primeマーク」だからといって、安心は出来ない!

さて、Amazonを利用する際に、

このお店には『プライムマーク(Prime)』がついているから安心!

と考えたことはありませんでしょうか?

プライムマークとは、簡単に言えば、Amazonがその販売元を信用していますというサインです。

多くの商品は利用者が購入した後、直接お店からではなく一度Amazonを介し、Amazonの倉庫から出荷されることになるのですが、この「プライムマーク」のついたお店は優秀なショップ扱いということで、そのお店から直接出荷できるようになります。

もちろん、多くの「Primeマーク」のついたお店は、実際に円滑な取引とともに高品質の商品を届けてくださることと思います。

ですが今回何が言いたいかと言うと、お店から直接の出荷になるということは、

お店が商品を送らない(利用者からお金を受け取っているのに)可能性も高くなる

ということを意味しているのです。

これがいわゆる、「SCAM」です。

 

実はこのプライムマーク、簡単につける方法が存在するのです。以下にその手順を一部示します。

これから記載する方法については、
それを推奨するものでは決してありません。

詐欺行為は犯罪です。真似をすることはやめてください。

またもちろん、すべてのプライムマークの付いたお店が怪しいと言いたいわけでも決してありません。信頼に値する店か怪しい店かについてはこの後、我々の一応の目安となる見分け方についても記載します。

ただし、この見分け方をふまえたからといって、万一今後実際に被害に合われてしまったとしても責任は負いかねます。あくまで「知識」として自己判断のもとお願いいたします。

 

プライムマークがつけられるかどうかは、利用者からの評価に応じて決められています。Amazon内のショップの評価が高ければ(☆の数が多ければ)、はじめて認められるようになるものです。

つまり、出店する人と評価するアカウントがグルであれば、プライムマークをつけることが出来るようになる可能性が高いのです。

 

たとえば、悪意のある業者が新規にAmazonに出店したとします。

業者はまず、値段の安い商品を大量に出品し、同じく準備した大量の評価用アカウントを使ってこれらを購入します。もちろん出店した業者は、実際に商品は出荷せず、出荷連絡だけ行います。

そして次に、評価用アカウントでその出店者に対して、☆5つの高評価をつけるのです。

すると、その出店元は、優秀なショップ「に見える」自社出荷のお店であるということで、

Amazon倉庫からの出荷と同じ信用のある「マケプレプライム業者」の資格を得ることが出来ます。

これでその業者は、プライムマークをつけて出品できるようになります。

評価用アカウントからAmazonへの代金支払いはあるものの、出店者側は商品コストも発送コストもかかりません。

これは新規参入業者の段取りの1例ですが、とりわけ海外の業者によく見られる手法だそうです。

用意する評価アカウント数など、具体的な数値については模倣防止のために割愛しました。

 

さてその怪しい海外業者の見分け方ですが、
Amazonにおける一応の目安として

レビューに☆4つがあるかどうか

を確認することが対策として挙げられます。

レビューに1と5が多いものは、注意が必要です。

評価が☆4であるとともに、レビューにデメリットまで書いてある商品は、比較的安心できる方だと言えるでしょう。

また、

新しい順でレビューを見てみる

のもひとつの手です。

業者による偽の投稿は時間帯が連続することが多いので、こちらも比較的見分けやすくなっています。

もし怪しいレビューをしているアカウントがあった際は、そのアカウントの過去のレビューをたどってみてください。偏りがあるものは信頼しないのが適当です。

もちろん、「値段が安いからすぐに詐欺/出荷元が海外ならすべて詐欺」というわけではありません。

中にはオンラインショップの在庫処分セールをまとめたサービスもあり、90%オフの商品なども存在します。

そのため、極端に安い価格設定に対する疑いも薄れつつあります。

ですが、過信は禁物です。詐欺と思しきことを感じたら、即返品をして個別通報を行うようにしてください。

 

評価数は操作できる! 評価だけで判断する前に!

日本のAmazonユーザーの中には、評価している☆の数とプライムマークだけを見て、信用できるかどうかを判断している人もいます。

そのため、新規のショップであったとしても、信頼度の高いショップであるように見えたら実際の商品の質や対応に問題があったとしてもそちらから購入する、というケースが増えています。

またタチの悪いことに、評価を上げることが出来るということは裏返すと、

競合する他の販売者の評価を下げることも出来てしまう

ということでもあります。

「商品が届かない」「品質に問題がある」などの事実と異なる内容とともに、☆1個をつけて評価を落とすことも理論上可能であり、またそのことについてAmazon Japanは、たとえ明らかな虚偽・不当なストアレビューであっても、Amazonから出荷のものでない限りは一切関与しないそうです。

真面目に商売を行っていたとしても評価を下げられた人は泣き寝入りするしかない

というのが現実です……。

このような手段の定着化に具体的な対策を講じない限り、日本のAmazonはますます無法地帯になってしまいかねません。

まずは利用者自身で自分の身を守れるように、これらの知識は身につけておきましょう。

 

現金とは別の意味で危ない! 個人情報と迷惑メール

さて、このようなSCAMサイトにおいて恐ろしいのは現金に関する詐欺だけではありません。

個人情報を収集されるということも、リスクとして考えられます。

上記のAmazon倉庫ではなく自社から出荷するお店の場合、商品発送のため顧客の住所や名前がそのお店に渡ります。

SCAMサイトは、それを悪用しかねません。リストにして他者に販売する可能性もあります。

これについては、SCAMサイトとは異なるのですが、いわゆる「迷惑メール(=spam mail・スパムメール)」において似たような手口があります。

たとえば実際にあった例として、

Amazonからのメールを装って、50ドルのギフトカードをプレゼントする

という内容のメールを送るというものがありました。(参考元:Detroit Free Press

このメールにはURLのリンクが貼られており、リンク先にはAmazonに似せたページが存在します。

そこには個人情報を入力するフォームがあり、Amazonにログインしているつもりで利用者は自分の個人情報を打ち込んでしまうというものだったそうです。

今回のようなプライムデーのタイミングほど、「Amazonからのサービスの一貫なのかな?」と思わせるような内容構成をしてくることが考えられますので、該当する類似メールを万が一受け取った際は、くれぐれもご注意ください。


インターネットでの買い物は非常に便利なものですが、常に危険と隣り合わせでもあります。

みなさんも知識を身につけることで、

「安いから……」
「お得だと聞いたから……」

などの理由だけで、判断しないようにしてくださいね。

ここに書いたことに気をつけながら、
ぜひインターネットを積極的に利用してみてください。

 

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