好きを仕事に 、とは甘くないという話

好きを仕事に という言葉が流行っていますが、実際そんなことは可能でしょうか。難しいと思う点についてまとめました。

好きを仕事に 、なんて結局「理想」

 インターネットを使った働き方、「 好きを仕事に 」というテーマで、「インスタグラマー」と「TikTok」に関する話が昨日ブログ記事にありました。

そして今回はこれについて、僕が思ったことを書こうと思います。


YouTuberになりたいと口にする人は僕の周りにも多いです。

自分の身の回りで起こったことをより多くの人に見てもらいたい/知ってもらいたい

っていう気持ちだってことはわかります。その面白さに自信があればあるほどに。

だがその様子を見ていると、その意図としては

1:みんなに評価して欲しい
2:それがお金になればいいな

の順番です。

お金稼ぎについては「あわよくば感」くらいでしかないんじゃないかと思います。

 

たとえば毎日朝から晩まで働くサラリーマンの中に、「お金をもらえたらいいな」くらいの軽い気持ちで仕事をしている人はいません。

もらえたらいいな

ではなく

もらえないとやってられない!

と考えているのが当然だからです。

その違いはどこかって考えたとき、僕は、

・同じことをし続けられるかどうか
・自分が好きなこと以外のこともやってるかどうか

にあると思います。

好きなことだけを好きなタイミングでして、それを仕事に出来るほどは人生甘くない。そう思います。

 

 

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「好き」な気持ちをなめるな!

僕は、ゲームをするのが好きです。ドラゴンクエストやウイニングイレブン、パズドラや荒野行動も一応少しやってみました。

1人用のゲームもオンラインのネットゲームも、人並み程度には好きだし楽しんでいると思います。

だけど、それを利用して「ゲーム実況者(ゲームのプレイ動画を配信する人)」になりたいかと言われたら、僕はなりたくないです。というか、多分なれません。 

毎日ゲームに打ち込むほどは、好きじゃないから。

だから、ゲーム実況者はすごいと思う。

もしゲーム実況を自分の働き方にするならば、ほぼ毎日ゲームをし続けなければならない。

そしてある瞬間に、ゲームへの向き合い方として

純粋に自分がゲームを楽しむ

見ている人にゲームを楽しんでもらう

ことに目的が変わる瞬間が来ます。

再生回数を稼がないと、広告収入を得られないから。

 

事実、有名なゲーム実況者は日本海外合わせてもたくさんいるけど、それよりもずっと多い数だけ無名のゲーム実況者もいます。詳細な人数まではわからないけど。

せっかくやるのだから、多くの人に見てもらいたい。だからゲームの仕方も変わる。

自分が好きなゲームではなく、「世間」が好きなゲームを優先して配信するでしょう。

話題のものだったり、発売直後のものだったり。

自分が楽しむ方法でゲームを進めるのではなく、「世間」が楽しめそうなプレイスタイルを選ぶだろう。

変な攻略方法(「制限プレイ=縛りプレイ」とか)だったり。

それが自分の希望じゃなかったとしても、そうしないと多くの再生回数を稼げないから。新たな情報を、見ている人に提供できないから。

これまで何人のゲーム実況者が、最初に選べる3匹のポケモンを逃してきただろう……。(「御三家」ってやつね。)

 

僕はスムーズにゲームをプレイしたいから、ポケモンは逃したくないです。敵を倒す爽快感が欲しいから、自分でモンハンをプレイするときは弓以外も使いたいです。裸じゃなくて装備もしたいです。

あくまで見ているから面白いわけで。

自分に出来ないことを替わりにしてくれるから、ゲーム実況者はやっぱりすごい。だから、僕たちも多くがゲーム実況を見て楽しんでいる。10代男性の4人に1人がゲーム実況を見ている。

 

「好きを仕事に!」

YouTubeCMで、こんな言葉がやけに独り歩きしています。ここでの「好き」を勘違いしちゃいけません。言葉っ足らずっていうのかな?

好きなこと、好きだと思える瞬間は、多かれ少なかれどんな仕事にもあると思うんです。でもそれと同じだけ、辛いことや嫌いな瞬間も存在する。

「好きを仕事に!」の「好き」とは、

良いこと嫌なこといろいろを天秤にかけた結果、
それでもやりたいと思えるほどに没頭できるような熱い気持ち

なんだと思います。

嫌なことや面倒なことに勝てないから、それが多すぎるから、働いている人の大多数は

「仕事が嫌い」

という結論に至っているんでしょう。「好き」だけが存在する世界なんて、それこそ夢物語です。

現実的な言い方をしたら、

マシを仕事に!

って言い方になるのかな?キャッチコピーとしてはかなり後ろ向きになるけど。

 

 楽なことだけを求めても、何も始まらない

 ネットでの広告を見ているとよく、

110分作業するだけで〜……

とか

これをするだけで成果がみるみる出てくる!

とか、とにかく「楽」であることを推して働き方を促すものが多いです。

あとは、インスタグラマーを見て

写真を撮るだけでお金を稼げるなんてすごい!

みたいに、やっぱり

「だけで」という部分に注目して感想を持つ人も多いんじゃないかと思う。

 

これらを踏まえて、「好き」を仕事にしようとすると言う人へ。

それ、「好き」だから仕事にするんじゃなくて、「楽そう」だから仕事にしようとしてるよね?

楽な仕事なんてこの世に存在しないってことは、僕にだってわかります。たとえばインスタグラマーは、写真を撮る以外にもめちゃくちゃ努力してます。

・話題になりそうなもののリサーチ
・写真の撮り方の調整(多分何十枚も何百枚も撮ってる)
・加工修正
・いいね!をもらうために、いいね!をしにいく作業
・宣伝起用されるための営業

などなど……ざっと考えただけでも、結構あります。

その下積みを切り取って23枚の静止画に凝縮しているわけだから、そりゃ楽そうに見える人には見える。

 

YouTuberでもブロガーでも、今後TikTokで稼ぐ人が現れたとしても、それはきっと同じようなものだと思います。

もちろん、比較的「楽」だという状況はありえます。それより激務な仕事はたくさんあるし。

でも、完全に楽な仕事は存在しません。肉体的であれ精神的であれ、少なからず負担はかかります。だから、それでお金が稼げているわけで。

だから僕たちが気をつけなくちゃいけないのは、

「好き」と「楽」をごちゃまぜにしない

ってところにあると思います。

インターネットを使ったビジネスを始めたとしても、働く拠点となるのが「インターネット」という場所になるというだけで、働き方に「1台のパソコンを使う」というだけで、本質は普通のサラリーマンと変わりません。

 

「オウンドビジネス=自分だけの働き方」を考える際は、

自分がなにより一番好きだと感じることを最優先で選ぶ
自分がなにより一番嫌だと感じることを最優先で避ける

を目的にするべきだと思います。好きなことと嫌いなことを書き出してみて、その中で順位をつければ良いと思います。僕もそうしてきました。 

23番にまで目を向けていると、キリがなくて何も出来ません。

・大変なこともあるけれど、やっぱり「発信する」ことが好き!
・嫌なことも多いけど、やっぱり「ものづくり」に魅力を感じる!

みたいに、辛いことはゼロにならないってことだけは覚えておかなくちゃいけません。

これでもまだ考えは甘いかもしれないけど、「働き方を選ぶ」とは、そういうものだと思っています。

幸い、選択肢や可能性はたくさんある世の中です。その中から自分が最も納得できる働き方を見つけていきましょう。



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